インターネット広告

インターネットを使って行われる広告活動で、パソコンだけではなく携帯電話などのモバイル端末への広告も含まれま す。代表的な広告手法としてはクライアントのホームページに誘導するリンクバナーやキーワード検索広告(リスティング)、ユーザーに直接広告を送る事が出 来るメール広告などがあります。


《インターネット広告の種類》

広告タイプ  ジャンル  説 明 
キーワード検索広告
(検索連動型広告) 
リスティング  検索エンジンで指定のキーワードが検出された時にあたかも検索結果のように上位に表示される広告。キーワードでターゲティングできるためニーズの高いユーザーを集客することが出来る。料金は掲載回数ではなく、クリック課金型(PPC)となり、単価はオークション(入札)方式でキーワードごとに競合他社入札状況により異なる。
バナー広告        ポータルサイト  yahooなど大手ポータルサイトへの広告掲載です。トップページやカテゴリを指定せずにサイト全体に対して広告掲載する場合は大量のリーチを確保できます。またサイト内に「不動産」「人材」「女性」「エンタテイメント」など様々なカテゴリが用意されているためターゲットを絞って出稿することも可能です。 
 プロバイダー BIGLOBE、@niftyなどプロバイダー(ISP)のサイトです。リーチが広く、比較的年齢層の高いユーザーが多い点も特徴です。 
 ニュース/マスコミ  大手新聞社の発信するニュースをはじめとするュースサイトは、ユーザーにビジネスマンが多い点とユニークユーザ、PV数とも非常に多い点が特徴です。また、スポーツ新聞や放送局・出版社のサイトへの広告掲載も可能です。
専門サイト   「ビジネス」「女性」「生活情報」「エンターテインメント」「懸賞」「車」「価格比較」「ポイント」など各ジャンルにおける専門性の高いサイトです。ユーザーはそれぞれのジャンルに特に興味を持っています。
ブログ広告/SNS  ブログに記載された内容と一致するクライアントを表示させる広告や、(ソーシャルネットワーキングサービス)に掲載する広告。話題性があり人気が高い。
アドネットワーク   アドネットワークとは中小規模の媒体を中心に複数のサイトをネットワーク化して広域的に広告配信する手法。クリック保証の広告やアフィリエイトに多い。
アフィリエイト   アフィリエイトプログラムとは、商品購入、資料請求、会員登録など、クライアント様が指定する成功アクションが起こったときにはじめて広告費が発生する仕組み。成功報酬型のため費用対効果に優れる。
 メール広告  オプトインメール 
ターゲティングメール
 詳細な性別、年齢、職業、居住地などの属性情報や、レジャー、ビジネスなどの趣味や興味がある情報などで対象を絞り込み、ターゲットとなる人だけに全面広告メールを送る広告。もちろんメール広告の受け取りを許可している会員にのみ配信されます。
 メールマガジン  メールマガジン内のヘッダー、記事中、フッター等に広告テキストを挿入する手法。会員数の多いものであると100万通以上の大量配信が可能。中でも「件名」を付けることができるものは、人気が高い。また、「女性」「ポイント系」など専門サイトの会員に対しての全配信メールを配信することもできる。「号外」として、一社独占で全面広告メールを配信できる媒体もある。画像イメージで訴求したい場合は、メールと言われる画像付きメールも効果的。
 その他  タイアップ   編集記事風に掲載するタイアップ広告のこと。知名度の高いサイトやターゲットとなるユーザーの多いサイトに誘導口を設け、誘導口をクリックした顧客は広告掲載サイト内に開設された特設ページに誘導する広告手法。サイト内のコンテンツの一部という見せ方をするため顧客に、より深い理解を促進させることができる。
フローティング  FLASH などのクリエイティブを利用することにより、より高い注目度を集め広告効果を促進させる広告。

《インターネット広告のコミュニケーション》

広告の基本概念のひとつとして、AIDMA(アイドマ)のプロセスが知られています。

これは、ttention(注意) ⇒nterest(関心) ⇒esire(欲求) ⇒emory(記憶) ⇒ction(行動)の頭文字を繋ぎ合わせた造語で、消費者の購買決定プロセスを説明するモデルです。ところが、WEB広告ではAISAS(アイサス)のttention(注意) ⇒nterest(関心) ⇒earch(検索) ⇒ction(購入) ⇒hare(共有)と言われており、購入へ至るプロセスに「検索」と「共有」が加わったことにより、WEB2.0的なブログやSNSなどのCGM(Consumer Generated Media:消費者生成メディア)が注目されています。

ま た、最近ではバナーなどのWEB広告だけでは自社ホームページへの誘導が弱くなり、テレビ、ラジオ、雑誌などのマス媒体とのメディアミックスにより効果を 高めています。よく「詳しくはウェブで・・・」とCMの最後にコメントやテロップが付いているのを見たり聞いたりしている事でしょう。